【年収アップの鍵】電気系国家資格5選|仕事内容・試験・就職先を徹底解説
「手に職をつけて高収入を目指したい」「将来性のある資格が欲しい」――そんな方におすすめなのが電気系資格です。この記事では、国家資格として信頼性の高い電気系資格5種類を、わかりやすく解説します。
✅ 1. 電気工事士(第一種・第二種)
電気工事士法に基づく国家資格で、一般住宅やビルの電気配線工事を行うために必要な資格です。
🛠 業務範囲
種類 | 対象範囲 |
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第二種 | 一般住宅や小規模店舗の600V以下の電気工事 |
第一種 | 上記に加え、最大電力500kW未満の自家用電気工作物の電気工事 |
📝 試験内容
- 学科試験:電気理論、配線図、法規など
- 技能試験:実際に配線作業を行う
🎯 合格率
- 第二種:学科試験約60% 技能試験約70%
- 第一種:学科試験約60% 技能試験約60%
🧰 主な就職先
✅ 2. 電気工事施工管理技士(1級・2級)
建設業法に基づく国家資格で、電気工事現場の管理業務を行う現場監督的な資格です。
🛠 業務範囲
- 1級:大規模工事の主任技術者・監理技術者
- 2級:中小規模工事の主任技術者
📝 試験内容
- 第一次検定(学科)
- 第二次検定(実地、施工経験記述)
📌 受験資格
実務経験が必要(年数は学歴により異なる)
🎯 合格率
- 1級:一次 約42%、二次 約62%
- 2級:一次 約54%、二次 約64%
🧰 主な就職先
- ゼネコン(総合建設業者)
- サブコン(電気設備工事会社)
- 官公庁工事請負業者
✅ 3. 電気主任技術者(第三種・第二種・第一種)
電気事業法に基づく国家資格で、電気設備の保守・点検・監督に必要です。選任義務があるため、企業にとっては重要な人材となります。
🛠 選任範囲
種類 | 選任できる電気工作物 |
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第三種 | 電圧5万V未満の事業用電気工作物 (出力5千kW以上の発電所を除く) |
第二種 | 電圧17万V未満の事業用電気工作物 |
第一種 | すべての事業用電気工作物 |
📝 試験内容
- 科目:電気理論、電力技術、機械、法規
- マーク式(CBT)、科目合格制度あり(3年間有効)
- 一種、二種は二次試験があります。(電力・管理、機械・制御)
🎯 合格率
- 第三種 14%程度
- 第二種 一次試験約24%程度 二次試験約17%程度
- 第一種 一次試験約23%程度 二次試験約15%程度
🧰 主な就職先
- 発電所、変電所
- 大規模工場
- ビルメンテナンス企業
- 電気保安協会
✅ 4. エネルギー管理士
省エネ法に基づく国家資格で、企業のエネルギー使用を管理・最適化する役割があります。
🛠 対象施設
年間エネルギー使用量3,000kl以上(原油換算)の「特定事業者」に選任義務
📘 区分
📝 試験内容
- エネルギー総論、法規、技術(電気または熱)
- 科目合格制(有効期限3年)
🎯 合格率
20~30%程度
🧰 主な就職先
- 工場の環境・安全管理部門
- エネルギーコンサル企業
- 建物管理会社
✅ 5. 消防設備士(甲種・乙種)
消防法に基づく国家資格で、消防設備の設計・施工・整備に関与します。
🛠 電気系に関連する種別
- 甲種第4類:自動火災報知設備などの設計・施工・点検が可能
- 乙種第4類:点検整備は可能だが、設計・施工は不可
📌 違い
📝 試験内容
- 筆記(法令・構造機能・実技)
- 実技(記述式問題、設計図など)
🎯 合格率(第4類)
🧰 主な就職先
- 消防設備業者
- マンション・ビルの管理会社
- 消防設備メーカー
まとめ|資格を武器にキャリアアップを目指そう
電気系の国家資格は、安定した就職・高年収・社会的信用に直結する強力なキャリアパスです。どの資格も専門性が高く、将来性も十分。自分の目的に合った資格を選び、ステップアップを目指しましょう。
▶ 資格ごとの勉強方法やおすすめ教材が知りたい方は、今後の記事でご紹介予定です。
ABOUT ME
40代後半で年収1000万円達成
現在50代前半(2025年現在)
会社員:メーカー勤務
保有資格:電験3種、エネルギー管理士、1級電気工事施工管理技士、第二種電気工事士、消防設備士(甲4)